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wagasaya 明兎アルバム

ステキな和傘、愛らしい水引細工を、工房『明兎』がご紹介いたします。

和傘の修復 ~金沢湯涌江戸村の番傘~

Category和傘
おはようございます、明兎です。

11月も今日で終わりになりますね。

来月の予定を思い出していると、年末年始があるので

水引教室なども前倒しでいつもより月の前半にスタートさせています。

そして、月に一回展示実演させていただいている

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金沢湯涌江戸村さんの実演も12月1日月曜日にいたします。

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今回はつなぎ作業の実演です。

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先日、旧江戸村さんの受付で見つかった4本の番傘。

お宝発見と飛び上がりました。

11月の実演では解体作業をいたしました。

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お天気が良く傘を干しながら

お客様が通る江戸村のメイン通りでやっておりましたので

傘なおしてるんか~とか

細かい作業やね~とか

皆様興味津々!


ちょうど、この日は江戸村内の消防訓練でもありましたので

客様もちらほら。。。

私は先に撮影係り!

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江戸村のスタッフさんや地域の皆さんが散水銃というものを操って

消火活動の演習!こうやって大切に保存するための練習はかかせないそうです。

古いものを残すのは大変と思いました。

さて、訓練が終わって、

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一晩、お湯につけておいた和傘、こちらも残すのはたいへんな作業です。

まずは軒糸は全部切って

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そーっと、そーっと丁寧に平紙をはずしました。

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いつもは使えない和紙はびりっと剥がしてしまいますが、

40年前の江戸村の文字を残せておけないだろうかと、慎重に!

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平紙の後は、中糸を切って、一本ずつ竹骨が目欠けしないよう

注意をしながらはずします。

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ばらばらになってきた小骨、親骨も慎重にろくろから外します。

外した骨を印通りにひごに通して

解体作業は終了しました。

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この解体はただ骨を取り出すだけではありません。

私がお宝と思うには、ここに先人の知恵がいっぱい詰まっているからです。

天井の巻紙の形や長さがちがったり

骨は、孟宗、軒近くに節があります。

今は真竹で節などないのが当たり前、節があって曲がっていても

先人は曲がり真っ直ぐの傘を張っているのです。

すごいですよね。

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この傘はまた新しく生まれ変わって

江戸村さんでのイベントやお客様への貸し出し用になります。

番傘ですので、傘の内側の飾り糸『かがり』がありませんでした。

金沢では男持ちの傘にもかがりがあります。

『千鳥かけ』とも呼ばれる艶やかな糸かがりが金沢の特徴ですので、

せっかく金沢江戸村さんへ訪れてくださったかたに見て頂くのでしたらと

小骨に穴を空けて準備。

数本の目欠けも和紙を貼って修理いたしました。

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1日につなぎをし

冬に張り作業をして春には皆さんにお披露目できればと思います。

江戸村のスタッフのHさん。

自分の和傘を注文してくださり、先日まで一年かけて

ここ江戸村での実演時に

業務の合間に、時には休暇をとって

先日無事に仕上がりました。

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この番傘も彼女と一緒に仕上げていく予定です。


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