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wagasaya 明兎アルバム

ステキな和傘、愛らしい水引細工を、工房『明兎』がご紹介いたします。

城端曳山祭 傘鉾の修復

Category城端 傘鉾
こんにちは、明兎です。

ずいぶん冷え込んできた金沢です。

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(下絵写し)

年末、大きな仕事が舞い込みました。

お隣、富山県南砺市城端町の春祭り

城端曳山祭の傘鉾の修復です。

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(新しい糸でつなぎ直し)

私は金沢和傘伝承研究会に入ったころ、まだ和傘のことがさっぱりわからない時

毎週松田さんへ、いろいろなお話を伺いに通っておりました。

その時に、

「今では普通に和傘を使うことは少なくなってきたけど

各地に傘を使うお祭りがある。それぞれのお祭りに使われる傘がなくなってしまっては

お祭り自体もなくなってしまうから、そんな傘たちはずっと修復をしていかんなんぞ!」

と、松田さんの弁。

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(軒つけ)

金沢から一番近い、城端町の傘鉾は、毎年のようにお祭りが終わると

松田さんのところへ、修理、修復に来ていました。

いつもは曳山会館内に展示されている傘鉾は

お祭りの時には間近で見ることができるので毎年城端へ通っておりました。

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(張り)

時には、撮影許可をわざわざ頂いて、勉強させて頂いたりしていたおかげでしょうか

八本ある傘鉾の七本の修理依頼が来ました。

松田さんがご高齢で一気に七本が難しいからとのことです。

さて、大変です。

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(張り)

この傘鉾の修理を今にできるようにと、お茶会用やお寺さんのお祭りの

修復、修繕をこなしてきましたが、

絵を描く経験もなく、大きな切細工の文様は百万石まつりの時だけです。

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(張り)

しかし、これまで、いろいろな方にいろいろ聞きまわっていたので

仕事が来た時も、多方面に相談できる土壌はつくってありました。

いろいろ大変かもしれませんが、

傘鉾は神様が降りてくる傘だそうです。

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(二人かかりで畳み)

松田さんから、「城端の傘鉾は神様からの仕事』と言われていました。

これから、しばらく、神様からの仕事に七転八倒します。

また、そんな大切な傘の修復作業もなるべく公開させて頂きたいと許可も頂きました。

新春、しいのき迎賓館での展示会においては、張りの実演をいたしました。

大勢の方に見ていただき、大変感謝しております。

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(張りの実演)

今週末、23日は、金沢湯涌江戸村さんにて、下絵の写し作業を行います。

大きな傘鉾を間近に見る機会はお祭り以外ありませんので、どうぞ、見て頂き、

春のお祭りに新しい傘鉾を見にお越しいただきたいと思います。

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※金沢湯涌江戸村
1月23日(土) 10:00~17:00 和傘展示・実演 旧山川家にて
今回の和傘の実演会は、お隣富山県南砺市城端町で、毎年5月の4日、5日に行われる城端曳山祭りの傘鉾の修復作業をご覧いただけます。骨の長さが三尺もある大傘に各町内のいろいろな文様があり、その下絵写しの作業となります。お祭り以外で間近に見る機会はほとんどありませんので、是非見に来て頂きたいと思います。

※城端曳山祭(国指定重要無形民俗文化財)
毎年5月4日・5日  9:00から23:00ごろまで(4日は夕方から)
越中の小京都・城端の春を彩る、城端神明宮の祭礼。
先頭に立つ獅子舞と剣鉾が悪霊を鎮め邪鬼を払い、
続く傘鉾が神霊をお迎えします。
その後を庵屋台の情緒あふれる庵唄、伝統の城端塗の粋を尽くした曳山が続きます。
夕刻からは提灯山となり、日中とは違う風情を楽しめるのも魅力。
また、神様を迎える6箇所の山宿が見られる宵祭りも必見です。

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